初級 初-⓪-0 礼法

初-⓪-0礼法

合気道は武道です。

礼を重んじるのはどの武道でも共通しています。

儒教、道徳的なものは今回は置いておき、礼について書いておきたいと思います。

礼法の基本となっているのは、小笠原流礼法というものです。
日本の礼法はおおよそこれを基本としていると言われているようです。

礼の仕方

座り方
 ①踵をつけ、足の親指は数センチ離して直立します。
 ②片足をやや後方に引きます。
 ③静かに上体を沈めます。
  この際、姿勢をまっすぐに保ち、重心を下げながら、引いた足の膝が付くまで下げます。
 ④片方の膝が下に着いたなら、その膝を前に進めながらもう一方の膝を下に着けます。
 ⑤両踵をお互いに合わせ、その上に腰を下ろします。両つま先はまだ立っています。
    *これを跪座の姿勢と呼びます。
 ⑥跪座の姿勢となり、片足ずつ足を寝かせて正座になります。
 ⑦正座の姿勢の際は親指を重ねましょう。
  膝と膝の間は拳一個分から二個分開けます。

礼の仕方
 ①適切な間を取り、相手と正対します。
   *立ち技の場合は畳2枚分、座り技の場合は1枚分くらいが目安です。
    その後、技のために距離を調整します。
 ②相手と呼吸を合わせ、同時になるようにします。
 ③腰から曲げ、頭を下げます。
  腰を曲げるのではなく、腰だけ曲げ、背筋・首は伸ばしたままです。
 ④両手を足の付け根から滑らせるようにして前に出し、膝の前、床に付きます。
  これは③同時に行うのですが、気持ち③が先です。
   *頭を下げると、必然的に後から陰のように手が付いてくるというのが大事だそうです。
   *手は足から浮かせず、擦れるようにする。
   *両手同時に前に出すのが基本ですが、人によっては、片手ずつ時間差で出す方もいるようです。
   *手は、上から頭を踏みつけられたときに鼻をガードできる位置というのが基本です。
 ⑤腰が浮かないようにして、元に戻ります。

 この、一連の動作を一呼吸で行い、およそ4秒となるようにします。
   *人によっては3秒と言います。

 頭が先行して下がったり、腰が曲がったり、お尻が浮いたり、手が離れたりというのがダメな典型例です。

立ち方
①正座の姿勢から、まず片足ずつ爪立てて跪座となります。
②その後、片足を踏み出し、静かに腰を浮かせます。
 膝と足のつま先が揃うくらいの位置に踏み出します。
  *膝より前に踏み出してはいけません。
③後ろ足を前足にそろえるように、引き寄せながら立ちます。

座るのも、立つのも、 『煙の立ちのぼるがごとく』 というのが極意です。
あくまでも自然に。
前後左右に体が揺れることなく、立つ座るの動作が行えることが大事です。
慣れてくれば、半歩引いたり、踏み出したりしなくても構いません。
究極は即立ち、即座りです。
ただ、体が前後に動いたり反動が伴うのであればだめです。

ちなみに、どちらの足を出すかについては合気道では厳密ではありません。
武道的には左座右起という考えがあります。
これは、腰に差した刀が邪魔にならないようにということから来ているようです。
対して、礼法では逆の場合があります。
これは、あえて逆でやることで敵意がないことを示すということらしいです。
居合、剣道、柔道は左座右起ですね。
弓道は右座左起で、左進右退です。

礼をするシチュエーション

合気道本部道場に入るとき 一礼(立礼)します。
(敷居をまたぐとき、あるいは門をくぐるとき)
               *本部道場の時は玄関前です。

受付 挨拶
    受付の方に元気よく挨拶をしましょう。

1階正面の開祖      植芝盛平翁の像(銅板みたいなもの) 一礼(立礼)
2階と3階の踊り場    植芝吉祥丸先生 一礼(立礼)

更衣室 挨拶
     入るときは会釈して「失礼します。おはようございます」
     退出するときは会釈して「お先に失礼いたします」

稽古場 敷居をまたぐ前 一礼します。
    入場後 上座(開祖の写真がある方向) に座礼
    道場に対し、座礼
       *既に入場している方に対してという説もある。

稽古開始前 稽古の開始時間が近づいたら、全員がきちんと膝を並べて整列し、正座で待機。
      黙想しておきましょう。
        *私はくっちゃべってましたが。

稽古開始時
    先生が入場されたら、座ったまま軽く会釈をします。
    先生に合わせ、改めて上座に向かって座礼。
    先生に対して、座礼
    「お願いいたします」と同時にしましょう。

礼法にのっとり、立ち上がって準備体操です。

稽古開始後、先生の模範演技があります。
その際に相手を務める方は以下と同様にしましょう。

技を稽古するとき、ほぼペアを組みます。
その際に、ペアを組むのをお願いするときは軽く「お願いします」といって
会釈します。

技の練習に入る前に改めて、お互いが正対し、「よろしくお願いいたします」と言い合って、
礼をしましょう。
原則として座礼ですが、立ち技の場合は立礼で済ませることもあります。
 *実際はとっとと稽古したいので、これらの礼がなされなかったり、適当だったり・・・。
  合気道の礼はいい加減だと言われるゆえんですね。

技の稽古が終わったら、同じく正対し、「ありがとうございました。」といって、礼をしましょう。
 *これも、先生の「はい、次の技行きましょう」という言葉の元、おざなりになります。

最後に、その日の稽古を終える際、再度整列いたします。
そして、上座に対して座礼をし、先生に対して座礼をします。
この後は、先生によって違いますが、
「では、お互いに礼をして下さい」
と言われたら、当日稽古で組んだ相手のところに行き、
「ありがとうございました。またよろしくお願いいたします」といって座礼します。

退場する際も、上座に対して座礼、道場に対して座礼。
その後、「お先に失礼します。」「ありがとうございした」といって退場しましょう。

なお、飲水やトイレなど、途中で道場を一時離れるときは座礼ではなく、立礼で済ませます。

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合気道学校-非公認ブログ
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