入学おめでとうございます。
合気道学校 初級課程 前期(第一周)が始まりますね。
この初級課程では、五級と四級が取得できます。
まずは、五級に着目してみてみましょう。
この段階での目的
段級としては、五級を目指すことになります。
内容としては、『合気道的な基本の動作と技を覚える』というのが目的です。
入学して、合気道を始めてやるという方が多いと思います。
既に他の道場含め、経験がある方も、一度全てをリセットし、初心者として学び直すことが肝要だと思います。
基本動作は最重要として覚えましょう。
ゆっくりでも構いませんので、とにかく丁寧にやることです。
技はとりあえずのところ、取り(技をかける側)の動きを優先して覚えて下さい。
これも、ゆっくりでも良いので、とにかく丁寧にやることが大事です。
ただし、完璧にやろうとしないで下さい。
精度は後で着いてきます。
なお、学校以外の稽古は不要です。
白帯限定クラス、初心者クラス、一般クラスには出なくて良いです。
むしろ、出ないで下さい。
まだそのレベルではありません。
今は焦らず、学校だけ消化して下さい。
許されるのであれば、地元の道場に所属している方もそちらはお休みされることをお勧めします。
五級の説明
受験段級 | 受験資格日数 | 審査内容 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
一教 | 二教 | 三教 | 四教 | 五教 | 四方投げ | 入身投げ | 小手返し | 回転投げ | 天地投げ | 自由技 | 呼吸法 | ||
五級 | 入会後30日以上稽古した者 | 正面打 | 片手取 | 正面打 | 座技 |
受験要件
合気道学校での受験要件
学校の初級課程を修了し、20回以上の出席が必要
本部道場での受験要件
入会して30日以上の稽古を行った者で、指導者の許可を得た者
合気道学校では、1回の授業が1.5コマで計算されますので、20回出席すればOKです。
ただし、修了は2/3以上の出席ですから、全38回の2/3で26回出席が必要です。12回休めるわけですね。
出席条件よりも、修了条件の方がハードルが高いため注意です。
ただ、これは相当に緩い条件です。
研鑽のためにも33回以上の出席はしたいところですね。
*回数的な根拠はありません。
なお、学校と並行して町の道場に通っている場合は、そちらの指導者にも話を通しておきましょう。
審査技
これは、たった四つしかありません。
①正面打ち一教
②片手取り四方投げ
③正面打ち入り身投げ
④座技呼吸法
たった四つしかないので、技を覚えることは簡単です。
審査技だけならば・・・ですが。
実際に、授業ではこれら以外の技もたくさんやりますので、そちらを覚える方が大変です。
審査だけに絞ってしまえば、楽勝です。
もちろん、それは無意味なので、審査だけでなく、あくまでも授業でやったこと全てを吸収しましょう。
最後に
技は少ないので、覚えること自体はたいしたことありません。
初級課程では技を覚える以前のものを覚える必要があるということです。
それは、
構え、歩法、受け身、片手持ち、正面打ち、横面打ち、足捌きなどです。
『合気道的な基本の動作と技を覚える』というのが目的 と上記で述べたのはそういった理由です。
審査については、心配無用です。
普通に稽古していれば、一級までは受かります。
落ちることはありません。
続けることが大事なので、とにかく出席することを大切にしましょう。
五級では、何となく手順を覚えるということに重点を置いて下さい。
決して、効かせるということにこだわらないことが肝要です。
まだその時ではありません。
片手持ち四方投げという技を一つ取っても、五級のそれと、初段のそれは次元が違います。
今目指すべきは精度ではないということを肝に銘じて下さい。
効かなくてもOK。