入学おめでとうございます。
合気道学校 初級課程 前期(第二周)が始まりますね。
この初級課程では、五級と四級が取得できます。
既に五級を取られた方は二周目だから、安心だと思います。
新しく覚えるというよりは、確認作業をする、精度を上げるということに意識が向けられるのではないでしょうか?
この段階での目的
段級としては、四級を目指すことになります。
内容としては、『合気道的な基本の動作と技を覚える』というのが目的です。
これは、五級と同じですね。
四級も五級もたいして目的は変わりません。
ただ、後輩ができたことは大きいと思います。
どうぞ、優しく教えてあげて下さい。
そして、素人の動きというのもよく感じてみて下さい。
非常にやりづらいと思います。
なぜやりづらいのかということを考えていくと、逆に上手くやるコツが見えてくると思います。
四級の説明
受験段級 | 受験資格日数 | 審査内容 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
一教 | 二教 | 三教 | 四教 | 五教 | 四方投げ | 入身投げ | 小手返し | 回転投げ | 天地投げ | 自由技 | 呼吸法 | ||
四級 | 五級取得後40日以上稽古した者 | 正面打 | 肩取 | 横面打 | 正面打 | 座技 |
受験要件
合気道学校での受験要件
学校の初級課程を修了し、20回以上の出席が必要
本部道場での受験要件
入会して40日以上の稽古を行った者で、指導者の許可を得た者
合気道学校では、1回の授業が1.5コマで計算されますので、27回出席すればOKです。
ただし、修了は2/3以上の出席ですから、全38回の2/3で26回出席が必要です。12回休めるわけですね。
出席条件と修了条件がほぼ一緒です。
これも相当に緩い条件です。
前回同様、研鑽のためにも33回以上の出席はしたいところですね。
*回数的な根拠はありません。
なお、学校と並行して町の道場に通っている場合は、そちらの指導者にも話を通しておきましょう。
審査技
これは、たった六つしかありません。
①正面打ち一教
②肩取り二教
③片手取り四方投げ
④横面打ち四方投げ
⑤正面打ち入り身投げ
⑥座技呼吸法
表を見ると、審査技に③は入っていません。
ただし、五級の審査対象になっていますので、これは普通に出ます。
ご注意下さい。
最後に
技は少ないので、覚えること自体はたいしたことありません。
初級課程では技を覚える以前のものを覚える必要があるということです。
それは、
構え、歩法、受け身、片手持ち、正面打ち、横面打ち、足捌きなどです。
『合気道的な基本の動作と技を覚える』というのが目的 と上記で述べたのはそういった理由です。
審査については、心配無用です。
普通に稽古していれば、一級までは受かります。
落ちることはありません。
続けることが大事なので、とにかく出席することを大切にしましょう。
四級も、何となく手順を覚えるということに重点を置いて下さい。
決して、効かせるということにこだわらないことが肝要です。
まだその時ではありません。
ただし、ひとつ追加で感じてほしいことがあります。
それは、五級と四級の技の精度の違いです。
五級の四方投げと四級の四方投げの違いを感じてほしいのです。
二周目になると、さすがに『技を覚える』ことに集中する以外に、余力が生まれてきます。
その余力で、よく感じ、よく観察してほしいと思います。