銀狼 合気道ブログ 四方投げの重要性

管理人『銀狼』の合気道稽古日記

おそらくは、合気道を初めて、一番最初に習う技、『四方投げ』。

皆さんは、この技、好きですか?

私は苦手意識が強い技であり、あまり好きではありません。
単純に下手だからというのもありますが、、、、。

 

養神館合気道の塩田剛三先生は「合気道修行」竹内書店新社の中で、下記のように仰っています。

合気道には様々な投技がありますが、その中でも特に重要なものは四方投げです。
なぜなら、あらゆる投技はこの 四方投げが基本になっているからです。
植芝先生が言うには、『四方に投げるのが合気道の根本』ということでした。
だから、四方投げを充分に稽古してマスターすれば、あとは応用でどうにでもなるわけです。
『四方投げ一本ができればいいんだ』と先生はおっしゃってました。

つまり、植芝盛平開祖も塩田剛三先生も、両者ともに『四方投げ』を重要視されていたということです。

 

先日、私も一年以上に渡り指導を受けた、尊敬する師範がインタビューを受けている動画を見る機会がございました。

普段、その師範はダイナミックで実践的というか、武道というものを意識されている印象があったので、きっと好きな技は『小手返し』や『肘極め』、あるいは『やや変則的な入身投げ』かと思っていました。
しかし、そのインタビューの中で、

「一番好きな技はなんですか?」
という問いに対して、
「四方投げです」と回答されておりました。

私は意外だったこともありましたが、やはり合気道家にとって、重要視すべき技なんだなと再認識した次第です。

その師範は、理由として『合気道の基本が詰まった技だからです』とお答えになっていました。

足の動きだけでいうと、表技は
①相手の攻撃線からずらす足の組み換え
②歩み足
③転回足

裏技は
④入り身
⑤転換
⑥転回足
⑦追い込みの歩み足

確かに、転身と転回、継足以外は組み込まれています。
体の向きも四方に変化するわけですから、中心を意識したり、腰の回転、手の振り上げ、切り落としなども方向を意識する必要があります。
当然、重心も然りです。
なので、動き自体が非常に勉強になります。

ちなみに、剣術も『四方切り』が重要視されています。

バリエーションで、四方八方に投げ分けることや、初動の崩し、持ち手なんかも考えると、ほぼすべての基本動作を満たすかもしれません。

なぜにバリエーションがあるかというと、正直に申し上げると、『四方投げ』がそのままでは効かない、実践不向きな技だからです。

これは、養神館の本部師範にまでなり、独立して合気道S.A.を設立した櫻井文夫代表も明言したそうなのですが、四方投げは実戦では、使えない技の代表なのだそうです。 
合気道S.A.の大会でも証明された事実だそうで、四方投げは過去から現在まで、試合で決まったことが数回もないらしいのです。

そりゃあ、そうだ、と私も思います。
四方投げを知っている人にはかからない技であり、あまりにも動作が大きく、好きがある技だと思っています。
やってみるとわかりますが、実は素人相手にもかかりにくい技です。
 
技を仕掛け、決めるには若干の工夫と仕掛ける前提条件が必要だと思ってます。
なので、私は苦手だし、はっきりいうと嫌いな技でもあります。
 
バリエーション、アレンジという点では、人によって結構異なるため、学ぶ初期の段階では規範通りの覚え方をしたほうがいいでしょう。
 
師範によって、四方投げのやり方が多少異なります。
流派によっても異なるでしょう。
 
私の印象では、
合気会は自分がいい姿勢を保ったまま動くことを重要視している気がします。
養神館も同様ですが、重心、いい姿勢というよりは、中心線を意識して攻める、崩すというところがちょっと異なる気がしました。
富木合気道は相手の崩しと自分の移動力をスピード・タイミングをもって行うところが特徴な気がしました。なので、一見すると、自分がいい姿勢ではないような印象を受けましたが、相手が崩れているので問題ないです。
 
これらは、私が実際に技を受けてみた私的な印象ですけどね。
 
 
 
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